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January 17, 2006

『漢方小説』

漢方小説いい意味で裏切られたというか騙されたというか。
表紙の感じから漢方プロパーが雑誌で適当に書いたぬるいエッセイをまとめたような本かなあ と思って朝の通勤電車で読み始めたら、危うく電車を乗り過ごしそうに・・・。通勤電車で少しずつ読むつもりだったのに、その日のうちに読み切ってしまいました。

この本の読みどころは2つあります。1つは主人公の体調から生活、仕事、ほのかな恋心、友人関係などの展開(小説)。
もう1つは、主人公が自分の体調や心の揺れなどを通じて徐々に東洋医学についての理解や知識を深めていく様子(漢方)。

この2つが陰に陽に絡み合って、それこそ漢方薬のように調合された、鼻の奥をくすぐるような1つの作品になっています。第28回すばる文学賞受賞作。タイトルからはこの本のよさがわかりにくいのが勿体ないなあ。

漢方の解説や考え方を斜め読みしてしまったので、もっかい読み返して勉強しよっと。

『漢方小説』 中島たい子

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Comments

はじめまして!
トラックバックありがとうございます。
的確な感想に思わず唸ってしまいました。
同じタイミングでお読みになってたんですね!
なんだか嬉しくなりました~。
他の記事も覗かせていただきますね。

Posted by: いもうさ | January 18, 2006 at 23:01

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