『漢方小説』
いい意味で裏切られたというか騙されたというか。
表紙の感じから漢方プロパーが雑誌で適当に書いたぬるいエッセイをまとめたような本かなあ と思って朝の通勤電車で読み始めたら、危うく電車を乗り過ごしそうに・・・。通勤電車で少しずつ読むつもりだったのに、その日のうちに読み切ってしまいました。
この本の読みどころは2つあります。1つは主人公の体調から生活、仕事、ほのかな恋心、友人関係などの展開(小説)。
もう1つは、主人公が自分の体調や心の揺れなどを通じて徐々に東洋医学についての理解や知識を深めていく様子(漢方)。
この2つが陰に陽に絡み合って、それこそ漢方薬のように調合された、鼻の奥をくすぐるような1つの作品になっています。第28回すばる文学賞受賞作。タイトルからはこの本のよさがわかりにくいのが勿体ないなあ。
漢方の解説や考え方を斜め読みしてしまったので、もっかい読み返して勉強しよっと。
■『漢方小説』
中島たい子
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» 本 『漢方小説』 [いもうさハイパー]
久しぶりにハードカバーの本を買った。
昨日、美容院で読んだ雑誌で薦められていた一冊。
『漢方小説』 中島たい子著
雑誌に掲載された書評を参考にすることはあっても
何度も唱えてタイトルを覚えておいて、その帰り道、
美容院から10分と離れてい...... [Read More]
Tracked on January 18, 2006 at 23:04
» 中島たい子 『漢方小説』 [猫は読書の邪魔をする]
漢方小説
中島 たい子
みのり、31歳独身、シナリオライター、一人暮らし。
元彼が結婚すると聞いた日から胃に変調をきたし、病院を転々とするも一向に良くならず、昔受診したことのある漢方医の元を訪れる。そこで担当のソース顔の若い漢方医を気に入ったこともあり、しばらく処方された漢方薬で様子を見ることにするが・・・。
集英社のサイトで冒頭を少し読んでみて、これはぜひとも読みたい!と思った本です。いきなり主人公のみのりが救急車で運ばれる場面から始まるのですが、これが面白い。
みのりには悪いけ... [Read More]
Tracked on January 21, 2006 at 00:53
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Tracked on May 04, 2007 at 11:55
Comments
はじめまして!
トラックバックありがとうございます。
的確な感想に思わず唸ってしまいました。
同じタイミングでお読みになってたんですね!
なんだか嬉しくなりました~。
他の記事も覗かせていただきますね。
Posted by: いもうさ | January 18, 2006 at 23:01