■非情上司 (アジアの空の下で)
「日本のものさしで物事を考えすぎ。こっちの人の考え方も理解しなきゃ」って言われるのは百も承知なんだけど、違いを理解し、自分なりに噛み砕き、その背景を考えていくことも重要なことだと思う
そうすることが相互理解の出発点でもあるからねぇ
「日本人て」とひとくくりにするのはあまり本意じゃないんだけど、いくつか言えることがある
1)十分な確信がないと自分の考えで物を言えない
2)「前からこうしている」「人もそう言っている」と前例や第三者の意見で物事の決断を下す
3)自分の意見に反論されないよう事前に根回しをする(議論を面倒くさがる/避けたがる)
4)たとえ自分は間違っていないと思っていてもあっさり謝る。よって、次回も同じようなストレスがたまる
・・・パロディはともかく、こうして書いてみると結構違うもんですね。
ただ今回のようなシチュエーションでは、
A)仕事に誇りを持ちたいキャリア志向の人と
B)自分を単なる労働力と捉えている人の違いかなあという気がします。
特に中国では日本に比べて自分でのし上がっていかないといけない傾向が強いし、数的にも後者のほうが多くなるのは仕方のないことなのかなあと。
あと前者の中でも
A1)仕事が好きな人と
A2)仕事をしてる自分が好きな人では、またちょっと違うと思うし。
特にサービス業の場合、仕事を評価するのはある意味上司よりもお客さんなわけですが、いい仕事しても給料にもやる気にもつながらないんじゃ頑張るだけムダって気持ちにもなるもの。アジアにはチップの習慣ないしね・・・
普通は仕事って周到なマニュアルが用意されていることが多く、マニュアルを実践しているうちにその意味を理解するというふうにできていると思うのですが、中国ではこれがない場合が多く、あってもマニュアルを淡々とこなすだけの習慣に陥ってしまうケースが多いように思います。
これが厨師のような「教えられなくても盗まなくてはならない」仕事になると話はまた違ってくるんでしょうけど・・・。
「自己啓発」で研鑚してる人日本には多いけど、それだって転職とかの目的があるとか、意外と実は仕事から逃避したいがための趣味だったりするんよね。
でもね、『R25』の高橋秀実氏のエッセイ(※)読んで思ったっすよ、やっぱり「いい仕事」ばかりの日本は息が詰まるなあって。ワシの場合、アジアの何が好きってルーズで予測がつかなくて期待を裏切られるところなので、変に日本みたいになっちゃったらつまんないよなーと思っているのです。発展してほしいなあとは思うけれども。
(※エッセイの概要は、件の近鉄とオリックスの合併を受けて『球団が減るのも野球が衰退するのも当たり前。試合の勝ち負けで「借金を減らした」、いいプレイをすると「いい仕事をした」と言われる。そんなスポーツどこが楽しいのか』というもの。・・・この要約は私が解釈のままに書いたものですので、念のため。このエッセイは相撲との比較もあって興味深いので、気になった方は『R25』を入手すべし。公式サイトには目次にすら載ってなかったなぁ・・・)
でも、もしアジアのルーズな人たちが几帳面で迅速かつ真面目にカイゼン方式で働き始めたら、日本人の「優位性」ってなくなっちゃうんじゃないの。そう思うとよその国がちょっとくらいルーズでもいいかなあと。(打算的?)
あ、あと、自分もそうだけど日本のほうが仕事は遅いよね。腰が重たいっつーか。これも人にもよるんだろうけど・・・
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